バイナリーオプションでローソク足を分析する酒田五法を解説

バイナリーオプションでトレードしているトレーダーの多くは、チャートツールを使用したテクニカル分析を行ってトレードをしているのではないだろうか。

確実にバイナリーオプションで成果を出すためには、テクニカル分析を行ってより精度の高いトレードを行うことが必要不可欠だ。

しかし、テクニカル分析は様々なインジケーターを用いて分析したり、様々なトレード手法や制裁を設定しなくてはならないので、そう簡単に完全に理解して実践することは難しいともいえるだろう。

星の数ほどあるバイナリーオプションのトレード手法の中から、今回の記事で紹介させて頂く手法が「酒田五法」というトレード手法を用いたトレード手法だ。

酒田五法をマスターすることにより、バイナリーオプションのテクニカル分析に幅が出て、更に精度の高いテクニカル分析ができるようになるので、是非ともこの記事を参考にしてトレード手法をマスターして頂きたい。

酒田五法とはどのような手法なのか?

まずは、酒田五法を使ったトレード手法の解説をさせて頂く前に、酒田五法という手法を初めて耳にする方向けに、酒田五法がどのような手法なのか基本的な情報についてお伝えしていきたいと思う。

酒田五法(さかたごほう)は、その名の通り日本国内で開発されたテクニカル分析のひとつだ。

このトレード手法が開発されたのは江戸時代で、現在の山形県酒田市周辺にあたる出羽国の相場師である本間宗久によって考案された。

本間宗久は出身地である山形県酒田市のみでなく、天才相場師として江戸や大阪でも活躍し全国にその名を轟かせ、現在の価値で約1兆円を相場だけで稼いだと言い伝えられている伝説のトレーダーだ。

現在、世界中のトレーダーからテクニカル分析で愛用されている「ローソク足」も日本独自のチャートで、真相は定かではないが本間宗久によって考案されたとも言われている。

そのローソク足の並び方のパターンを基軸にすることによって、売買のサインを図るトレード手法が酒田五法だ。

古典的な考え方とも言われているが、ローソク足を使う上で基本的な考え方の基盤としてどんなトレード手法でも応用することができるので必ず覚えておきたい。

酒田五法が「五法」と呼ばれている理由は、5つのローソク足のチャートパターンから分析をするので五法と呼ばれている。

主軸となっている五法は、「三山(さんざん)」「三法(さんぽう)」「三兵(さんぺい)」「三空(さんくう)」「三川(さんせん)」の5つのパターンだ。

それぞれの5つのパターンについて、どのような定義なのかパターンごとに詳しく解説していきたいと思う。

三山(さんざん)

酒田五法の中で最も有名で使用頻度が高いパターンが「三山(さんざん)」というローソク足のパターンだ。

相場が反転する予兆が知れるサインとして、日本国内のトレーダーのみならず海外のトレーダーからもヘッドアンドショルダーという名称で親しまれている。

三山のローソク足パターンは、値動きが上昇してから下降する山のようなパターンが3回続いた後に下落に転じるパターンのことを指している。

三山とはこのようなローソク足の形を大まかに分類しているものであり、更に三山を有名なパターンで細分化すると、「三山」と「三尊天井」、「逆三山(尊)」の3種類に分類することが可能だ。

山のような形で上昇下落を3回繰り返すパターンのことが「三山」と基本的はされているが、3つ山の中で中央の山が一番高くなっている状態のことを「三尊天井」と呼ばれている。

また、基本的に三山の形は上昇から下降の形で山なりになっているものだが、下降から上昇というように、通常の三山と逆の形になっている状態のことを「逆三山」、三尊天井の逆の形の場合は「逆三尊」と呼ばれることが多い。

三法(さんぽう)

酒田五法を発案した本間宗久の教えの中で、相場の動き方には売り・買い・休みの3つの動き方があると言われている。

このような「売り・買い・休みの3つの動き方がある」という教えのことを酒田五法では「三法」と定義しているのだ。

相場を分析する際はどうしても売りと買いの動き方に注目しがちだが、三法の中でも休みの時の動きに注目した「上げ三法」と「下げ三法」というパターンがある。

上げ三法とは、ローソク足で大きな陽線が出現した後に小さい陽線や陰線が出現した後、再び大きな陽線が出現して価格上昇を続けていくというパターンだ。

反対に、ローソク足で大きな陰線が出現した後に、小さい陽線・陰線が続いた後に大きな陰線で下落を再開するパターンのことを下げ三法と呼ばれている。

大きな値動きをした後に、動きの小さいローソク足が出現している状態が三法に当てはめると休みの状態だ。

休みの状態の時は再び相場が動くエネルギーを蓄えてまた動き出すと言われていることから、このように大きな動きから休みの動きになった時は、また大きく動き出すサインだと三法では言われている。

バイナリーオプションは細かいローソク足で表示することが多いため、あまりローソク足の休止を確認できないので使うことは少ない。

三兵(さんぺい)

酒田五法における三兵(さんぺい)とは、連続する3本のローソク足の形のパターンで相場を分析する手法だ。

三兵の中でも様々なパターンがあるが、その中でも為替相場のテクニカル分析でよく使われるのが「赤三兵」と「黒三兵」である。

ローソク足の陽線が連続して3本続いているパターンが赤三兵で、逆に陰線が3本続いてるパターンを黒三兵と呼ばれている。

赤三兵のローソク足パターンが出現した時は上昇トレンドを形成しやすくなり、黒三兵のパターンが出現した時に下降トレンドを形成しやすいと言われている。

先ほども少し説明させて頂いたが、これらの赤三兵と黒三兵以外にも三兵には様々なローソク足のパターンがあるが、バイナリーオプションや為替相場の分野ではあまり使われないので省略させて頂く。

三空(さんくう)

酒田五法における三空(さんくう)とは、空や窓と言われているローソク足1本1本の間にできる隙間にフォーカスを当てた分析手法だ。

ローソク足に空(窓)が生まれるタイミングは、土日をはさんでチャートが更新されたタイミングがメインとなるので注意して頂きたい。

主に使われている三空のパターンは「三空踏み上げ」と「三空叩き込み」の2パターンだ。

三空踏み上げとは、ローソク足の陽線が空(窓)を開けて3本並んでいる状態のことを指していて、反対に陰線が空(窓)を開けて3本並んでいる状態を三空叩き込みと呼ばれている。

ローソク足に空(窓)が空いている時はイレギュラーな相場心理が働いている裏付けになり、それが3本が続いた場合は過剰に相場心理が行き過ぎているので逆張りを狙えるサインとなる。

バイナリーオプションは短時間の取引になるので、強めのトレンドからの反転を狙うのはリスクを伴うトレードなので狙い目にすることは難しいが、ローソク足のパターン分析としてはかなりわかりやすいので必ず抑えておきたい。

三川(さんせん)

酒田五法で最後に紹介させて頂く手法が、ローソク足の並び方のパターンに注目した三川(さんせん)という手法だ。

これまでに紹介した酒田五法の手法は全てローソク足の形を意識したものだが、三川の「川」とはローソク足の線のことを指している。

そのため、特定のローソク足の形を見つけるわけではないので他手法と比べるとパターンのバリエーションが圧倒的に多いことが特徴だ。

相場の価格が反転するタイミングを見極める時に使う「三川明けの明星」と「三川宵の明星」が三川の中で有名な手法だ。

三川明けの明星は、ローソク足で大きな陰線が出た後に下振れした後に陽線に反転し、3本目のローソク足で陽線に切り替わっているパターンのことを指している。

逆に大きな陽線が出現した後に、陽線から反転して陽線に切り替わるパターンのことが三川宵の明星だ。

2本目のローソク足が星の形に見えることからこのような名前がついているので、テクニカル分析をする際にこのようなパターンを見つけたら注意して頂きたい。

酒田五法をバイナリーオプションのトレードに取り入れるメリット

酒田五法について基本的な解説をさせて頂いたところで、実際にバイナリーオプションのトレードに取り入れるメリットを解説させて頂こう。

一見、酒田五法は株式の取引やFXなど長期間の時間でトレードする手法で活きてくる手法のように感じる方も多いのではないだろうか。

しかし、バイナリーオプションにおけるテクニカル分析でも酒田五法は十分活用することができ、むしろテクニカル分析をする際には必須の手法といっても過言ではない。

そこで、バイナリーオプションのテクニカル分析に酒田五法を採用するメリットをお伝えさせて頂きたいと思う。

パターンだけ覚えておけばいいので簡単

酒田五法を採用する最大のメリットは、ローソク足のパターンだけを覚えておけばいいということだ。

基本的に、バイナリーオプションのテクニカル分析は複数のインジケーターを組み合わせてエントリーポイントを見つけ出すというのが一般的だ。

必ずしもインジケーターを多く組み合わせれば、精度の高いテクニカル分析ができるというわけではなく、適材適所で必要最小限のインジケーターを使うことが基本だ。

なぜかと言うと、インジケーターを多く使ってしまうとチャートが複雑になって精度が落ちてしまったり、分析に時間がかかってしまいエントリーポイントを逃してしまうリスクがあるからである。

このような理由から、バイナリーオプションのテクニカル分析はチャート画面を複雑にならないようによりシンプルな手法を採用することが重要だ。

酒田五法はチャートツールで誰もが使うローソク足を使った分析方法なので、特に新たなインジケーターを入れるわけではないのが最大の強みである。

仮に、現在特定のトレード手法を実践しているという方であっても、そのトレード手法に酒田五法をプラスしても複雑になるというリスクを回避できる。

突発的なダマシを回避することができる

バイナリーオプションのテクニカル分析では、エントリーポイントのサインやシグナルが出ていても予想通りの動きをしないというケースもある。

このようなシチュエーションのことを、バイナリーオプションのみならずトレーダー全体からはダマシ(騙し)と呼ばれている。

ダマシは為替相場上に発生しているイレギュラーなトレンドによる影響を受けやすく、機械的なパターン分析をするテクニカル分析でダマシを回避することが難しい。

酒田五法は従来のテクニカル分析のような分析方法ではなく、その場その場のローソク足のパターンから分析を行うので突発的なトレンドが発生したとしても対応することが可能だ。

バイナリーオプションのトレード手法を実践する上で、サポートのような形で要所要所で酒田五法の理論を活かしてダマシの回避をするをする組み合わせが理想的なダマシ回避ができるだろう。

酒田五法だけでエントリーポイントを探すことも可能

あまり酒田五法だけでバイナリーオプションのテクニカル分析をするトレーダーは多くないが、上手く酒田五法を駆使することで酒田五法だけでエントリーポイントを探しているトレーダーもいる。

もちろん、ローソク足だけでテクニカル分析をしてトレードするにはかなりの練度が必要で使いにくいのも事実だ。

酒田五法をマスターする難易度こそは高いが、マスターしてしまえば1つのトレード手法として十分に通用するので、この記事で紹介できていない酒田五法のパターンを覚えてしまうのもいいのかもしれない。

酒田五法をバイナリーオプションのトレードに取り入れるデメリット

先ほどの章では、酒田五法をバイナリーオプションのトレード手法に取り入れるメリットについて解説させて頂きました。

この章では、反対に酒田五法をバイナリーオプションのトレード手法に取り入れるデメリットを紹介させていただこう。

先に結論を伝えてしまう形になるが、酒田五法は知っておくだけで強みになりえるのでデメリットというデメリットはほとんどないといっても過言ではないだろう。

しかし、その中でも2つデメリットというか注意点はあるので実践する際はしっかりと抑えて頂きたい。

エントリーポイントに制約が多くなってしまう

酒田五法を採用するデメリットの1つは、エントリーする際の制約が多くなってしまうというデメリットがある。

特定のバイナリーオプションのトレード手法を実践している時に、トレード手法ごとでエントリーポイントが出現した時でも、酒田五法の視点でローソク足を見た時の条件が悪かったらエントリーできなくなってしまうケースも考えられる。

先ほど酒田五法を採用するメリットにダマシ回避を挙げたが、1回ごとのエントリーポイントに制約が増えてしまい、トレード機会の回数が大幅に少なくなってしまうことが懸念される。

実際に使うトレード手法にもよるが、バイナリーオプションで利益を確保するためには、ある程度エントリー回数を設ける必要があることもあるので要注意だ。

ある程度の相場観が必要になってしまう

酒田五法はローソク足の形やパターンを覚える必要があるうえに、為替相場の動き方の特徴をある程度知っておく必要がある。

バイナリーオプションで勝てているトレーダーの多くはバイナリーオプションで勝つためには「相場観」を重視していることが多い。

相場観とは、為替相場に対してどのような動きをするのか、どちらの方向に動くのか見通しを立てることを指している。

シンプルな言い方に置き換えると為替相場を観る力なので、バイナリーオプションのトレード手法とは違って決まったことをして発揮できるものではない。

バイナリーオプションの相場観は経験値のようなものに近く、何度も何度も為替相場を監視し続けることによって感覚的に脳内に相場の動き方をインプットしていくことが大切だ。

酒田五法でローソク足を分析することは相場観のようなものに近く、酒田五法を上手く活用するためには、ある程度の相場観も持ち合わせておく必要がある。

酒田五法をバイナリーオプションで活用した実例

酒田五法はFXや株式取引ではよく使われているトレード手法だが、バイナリーオプションでもその効果を充分に発揮することができる。

バイナリーオプションは最短で30秒から3分と、短時間でのトレードスタイルがメインとなっている。

チャートツールを使ってテクニカル分析をする際も、取引時間に合わせてローソク足の時間足も1分や3分に変更することが多い。

短時間のローソク足では酒田五法の真価が発揮されないように感じるが、短時間の取引であっても問題なく酒田五法の強みを発揮することが可能だ。

バイナリーオプションで酒田五法を活用できた例を、実際にトレードしながら酒田五法の活用例をお伝えしたいと思う。

三山を活用した反転タイミングの見極め

ローソク足が赤いラインの箇所で、山のような形で3回跳ね返されている三山のパターンを確認することができる。

この一連の流れから、この上昇トレンドはこれ以上高値を更新することなく下降トレンドに切り替わるのではないか推測することが可能だ。

それを裏付けるように紫ラインの箇所から大きな下降トレンドに切り替わっていることが確認できる。

三兵でレンジ相場のブレイクタイミングを図る

酒田五法の中でも三兵は、レンジ相場が続いている状態からトレンドに切り替わるタイミングを知るのに最適だ。

上記の画像では赤いラインのエリアでレンジ相場を形成しているが、陰線が3本出現したタイミングで下降トレンドへと転換している。

このような赤三兵や黒三兵のパターンは、バイナリーオプションにおいてレンジ相場からの転換タイミングを知るのに最適なシグナルだ。

ローソク足の反転タイミングを三川で知る

上記の画像で赤枠で囲われた箇所は、酒田五法の三川で紹介した三川冥の明星が現れたシーンだ。

1本目で大きな陽線が出た後に、2本目のローソク足では上ひげをつけた陽線へ転換していることが確認できる。

これは三川の星という形でトレンドが反転することを予想することができる。

バイナリーオプションでは、かなり高い頻度で使えるシグナルなのでこのようなパターンはしっかりと覚えておくよにしておきたい。

まとめ

今回の記事では、バイナリーオプションにおける酒田五法について、基本的なトレード手法の概要やメリット・デメリットと活用例をお伝えさせて頂いた。

酒田五法は日本発祥のトレード手法で歴史も長く、多くのトレーダーからローソク足を分析する時に基本となる考え方とされている。

現代のテクニカル分析では、必ずといっていいほどチャートツールを使用する際にローソク足を使用しているので、バイナリーオプションのテクニカル分析の精度を上げたい方は是非マスターしておきたいトレード手法だ。

他のテクニカル分析手法とシナジーも組みやすく、インジケーターを使用するわけもないため他のインジケーターに干渉することがない。

そのため、酒田五法を覚えておくことによって損をすることは基本的にないので、バイナリーオプションで取引をしている方であれば必ず抑えておきたい。

もしバイナリーオプションでトレードしている方で酒田五法に興味を持った方は、バイナリーオプションのトレード幅を増やすためも、この機会にぜひ酒田五法をマスターしてみてはいかがだろか。

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