RSIの精度を高めるボリンジャーバンドを組み合わせたトレード手法

バイナリーオプションの鉄板トレード手法といえば、RSIやボリンジャーバンドを使った為替レートの反発を狙った逆張りトレード手法だ。

最短30秒からの短時間エントリーで利益を狙うのがバイナリーオプションという投資なので、為替レートの反発を狙った逆張りトレード手法がバイナリーオプションの主流になるのは自然な流れだろう。

しかし、RSIやボリンジャーバンドだけを単純に使うトレード手法では、インジケーターが示すエントリーポイントがずれてしまい、思ったようなエントリーが出来ずに損失を生んでしまっているトレーダーも少なくはないのではないだろうか。

そこで今回の記事では、RSIとボリンジャーバンドを使った鉄板トレード手法の精度を更に高めることができる、RSIとボリンジャーバンドを上手く組み合わせたトレード手法を紹介させて頂こう。

もしRSIとボリンジャーバンドを使ったトレード手法で思うような成果を得ることが出来ていない方は、是非この記事を参考に更に精度の高いエントリー手法を実践してみてはいかがだろうか。

RSIとボリンジャーバンドを使う手法の天敵

RSIとボリンジャーバンドを使ったトレード手法はバイナリーオプションの鉄板トレード手法ではあるが、為替レートのトレンドを見極めるといったことに関してはあまり得意とは言えないインジケーターの組み合わせだ。

このトレード手法をバイナリーオプションで実際に使用している方の多くは、RSIの数値が一定水準を満たしたうえでボリンジャーバンドのタッチした時に逆張りエントリーを入れている方がほとんどなのではないだろうか。

決してバイナリーオプションで結果を出すことが難しいトレード手法ではないが、RSIもボリンジャーバンドも過去の為替レートの統計から分析するインジケーターなので、リアルタイムの為替相場で発生しているトレンドに対して分析することに長けているインジケーターではない。

そのため、為替相場でイレギュラーなトレンドが発生している場合は、エントリーポイントのシグナルが発生していたとしても思った通りの方向に反発せずにそのまま損失を生んでしまうことも多く見られる。

上記の画像のシーンでは、RSIとボリンジャーバンドを使ったトレード手法で分析が難しい状況を生み出している。

一見すると、RSIの数値が70を超えてボリンジャーバンドをが+2σにタッチしている絶好の逆張りエントリーポイントに見える。

しかし実際にこのエントリーポイントでは、ボリンジャーバンドの+2σを抜けたタイミングから更にボリンジャーバンドのラインが拡張し、それに沿って為替レートの上昇が続いてしまっている形だ。

このようにボリンジャーバンドの拡張に伴ってトレンドが継続している形を、バイナリーオプションやFXといった為替用語でバンドウォークと呼ばれている現象である。

バンドウォークが発生している時のエントリーがこの手法の最もよくある負けパターンで、為替相場について熟知していて予兆をしっかりと捉えていないとバンドウォークを回避することは難しい。

このトレード手法を使ってエントリーポイントを探す場合は、バンドウォークを回避するより高度な分析が求められる。

バンドウォークを回避できずに損失を生み続けてしまうトレーダーの方は、回避するための分析ができていないので、トレード手法を変えてバイナリーオプションのエントリーをすることがおすすめだ。

RSIの精度を高めるトレード手法を解説

先ほど紹介させて頂いたバンドウォーク等のデメリットについては、インジケーターの組み合わせ方を変えてRSIの精度を高めることで簡単に回避することができる。

ここでは今回の記事で紹介させて頂くトレード手法について、使用するインジケーターそれぞれの解説と設定方法についてから、実際のエントリーポイントまで解説させて頂こう。

この記事では、バイナリーオプションのテクニカル分析で最も使われていることの多い、MetaTraderというチャート分析ツールを使ってトレード手法を解説させて頂く。

MetaTraderというチャート分析ツールは、バイナリーオプションのトレーダーのみでなくFXトレーダーにも最も支持されているチャート分析ツールだ。

2020年12月現在で最新バージョンのMetaTrader5と、1つ前のバージョンであるMetaTradetr4を使っている方向けに解説させて頂くので、まだMetaTraderシリーズを使っていない方は事前にダウンロードしてからインジケーターの準備をすることをおすすめする。

他のチャート分析ツールを使っている方でも今回のトレード手法を実践することは可能だと思うが、インジケーターの設定方法やチャートの見え方が若干異なることがあると思うので注意して頂きたい。

用意するインジケーターの紹介

今回の記事で紹介させて頂くトレード手法では、主にRSI、ボリンジャーバンド、ADXといった3つのインジケーターを使用してトレードを行う。

まずは、それぞれのインジケーターについての特徴と、MetaTraderへ実際の導入方法について解説させて頂こう。

・RSI

RSI(Relative Strength Index)は、バイナリーオプションでよく使われているオシレーター系のインジケーターだ。

日本語訳すると「相対力指数」と訳すことができ、為替相場心理が買われすぎている相場心理なのか、売られて過ぎている相場心理なのかを数値化してみることができる。

RSIで示している数値は0から100の間で推移していて、RSIの数値が0に近いほど売られ過ぎの相場心理と判断することができ、逆にRSIの数値が100に近いほど買われ過ぎの相場心理と判断することが可能だ。

これらの数値は過去一定期間の為替相場の値動きの合計を、現在の為替相場の値動きで割った数値に100を掛けて算出している。

対象となる期間でイレギュラーな動きをしていると、RSIで表示される数値が機能しないことがあるので要注意だ。

RSIをMetaTrader上に表示すると、上記の画像のようなチャート画面となる。

MetaTraderで対象となる通貨ペアで1分足のローソク足を表示したら、画面上部の「挿入」タブからインジケーターを選択し、「オシレーター」というところの中に「Relative Strength Index」を選択することで導入が可能だ。

RSIを導入すると詳細設定のウィンドウが開かれるので、色はお好みの見やすい色で設定をし、パラメータータブの期間は「14」に設定する。

続いて、「レベル」のタブを開き「追加」を選択し、数値を「30」と「70」のレベルをそれぞれ設定する。

これらのレベルはRSI上に表示することができるラインのことで、RSIの数値が30か70それぞれに達した時に、レベルを設定することによって表示されるラインによって可視化することが可能だ。

これらの設定作業をすることで、MetaTraderへのRSIの導入は以上となる。

設定後でも色やラインの種別は細かく変更することが可能なので、RSIを表示したうえで気になるところや、見ずらいところがあれば細かくカスタマイズして頂きたい。

・ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドもRSIと同様に、バイナリーオプションのトレード手法で採用されることの多いインジケーターの1つだ。

アメリカ人投資家であるジョン・ボリンジャーが開発したことから、その名にちなんでボリンジャーバンドという名称で世界中の投資家から愛用されている。

ボリンジャーバンドは相場で発生した値動きの幅を一定期間から算出し、現在の相場と照らし合わせて、統計的に価格変動の範囲をバンド形式で予想するインジケーターだ。

通常ではボリンジャーバンドは5本のバンドを表示するインジケーターで、チャートの中心にある移動平均線と、移動平均線上下にある4本のバンドで形成されている。

ボリンジャーバンドで表示されているバンドは「σ(シグマ)」という単位で示されていて、移動平均線に近いバンドからそれぞれ「+1σ」と「-1σ」、一番遠い外側のバンドがそれぞれ「+2σ」と「-2σ」と言われています。

主なボリンジャーバンドの役割としては、ボリンジャーバンドの範囲内にローソク足が収まる確率を示していて、プラスマイナス1σの範囲内にローソク足が収まる確率が約68%、プラスマイナス2σの範囲内にローソク足が収まる確率は約95%と言われている。

このようにボリンジャーバンドは価格変動の値幅の範囲をある程度知ることができるインジケーターなので、バイナリーオプションのエントリーポイント探すことに長けているので、トレード手法に関わらず全世界のトレーダーから愛用されているインジケーターだ。

今回の記事で紹介させて頂くトレード手法では、上記の画像のようにRSIの上にボリンジャーバンドを重ねるように設定する。

通常ではローソク足に対してボリンジャーバンドを設定するが、先ほど紹介させて頂いたバンドウォークのダマシを回避するために、敢えてRSI上にボリンジャーバンドを表示するように設定していることがポイントだ。

ボリンジャーバンドをRSIの上にするためには、RSIを導入した時のように一般的なインジケーターの設定方法と違うので注意して頂きたい。

RSIの上にボリンジャーバンドを設定するためには、まず「表示」タブから「ナビケーター」を選択する。

ナビケーターを展開するとMetaTrader画面の左側にナビケーターのウィンドウが表示されるので、「指標」というファイルの中にある「トレンド系」というファイルを選択し、その中にある「Bollinger Bands」というファイルをRSI上にドラッグ&ドロップする。

すると、上記の画像のようにボリンジャーバンドの詳細設定プロパティウィンドウが展開されることを確認できるはずだ。

ボリンジャーバンドの詳細設定は、プロパティウィンドウから以下の数値のように設定する。

期間:20(過去20日間の統計からボリンジャーバンドを表示する)
偏差:2.000(プラスマイナス2σを表している)
適用価格:始めのインジケータのデータ(ボリンジャーバンドをRSIだけに表示するようにする)

その他、レベルのタブや表示選択のタブはデフォルト設定のままで問題ないが、RSIと混合しないようにボリンジャーバンドのカラーを変えても問題ない。

以上の設定が完了すれば、MetaTraderのRSI上にボリンジャーバンドが設定されていると思うので、問題なくインジケーターが表示されていればボリンジャーバンドの導入は以上となる。

・ADX

ADXとは、1980年代後半にアメリカで投資法のインストラクターとして活躍したJ.W.ワイルダー氏によって考案されたインジケーターだ。

このインジケーターが担う主な役割としては、為替相場で発生しているトレンドの強さをADXの数値によって算出することができ、どこでトレンドが発生するのかやどこまでん継続するのかを見極めることができる。

正式名称は「AverageDirectionalMovementIndex」であり、頭文字を取ってADXと略されており、バイナリーオプションのみでなくFXや株式など幅広い分野で使われているインジケーターだ。

バイナリーオプションでは、ADXの数値によって売りてと買い手どちらのトレンドが強くなっているのかを可視化することができるので、エントリーポイントの精度を高めるためや、トレンドによるダマシ回避のために採用されていることが多い。

ADX主となるADX指数の他に、「+DI指数」と「-DI指数」呼ばれている3つの指数に寄ってADXは構成されている。

+DI指数は過去の一定期間を通じた移動平均と現在の価格に基づいて算出される指数で、為替相場における買い手の強さを表している指数だ。

反対に、-DI指数は為替相場における売り手の強さを示している指数であり、これら2つの指数に基づいて上昇と下降の総合的な強度や方向性を示している指数がADX指数である。

ADX指数は0から100の間で示されていて、0に近ければ近い程強いトレンドが発生していないレンジ相場であり、100に近いほど強いトレンドが発生していることを知ることができる。

今回の記事で紹介させて頂くトレード手法では、RSIとボリンジャーバンドを組み合わせて見つけたエントリーポイントに対して、ADX指数を活用することでトレンドの強さを導き出しエントリーポイントの精度を高めるためにADXを採用した。

MetaTraderに対してADXの導入が完了すると、上記の画像の画面下部ように新たにADXの表示されることが確認できるだろう。

ADXを新たにMetaTraderに導入する際は、画面上部の「挿入」タブからインジケーターだを選択し、トレンド形の中に「Average Directional Movement Index」という項目があるのでこれを選択する。

このようにADXの挿入をすると詳細設定のプロパティが自動的に開かれるので、以下の通りにADXの詳細設定を行って頂きたい。

・パラメーター

期間:14(過去14日間の統計から算出することを示している)
スタイル:RSIやボリンジャーバンドと被らない色を選択
+DI:None
-DI:None

・レベル

追加で「25」と入力(ADX指数上で25のところにラインを引くことができる)

上記の箇所だけ変更して頂けたら、後はOKを押すことでADXの設定作業は以上となる。

エントリーポイントの解説

それぞれのインジケーター設定が完了したところで、早速エントリーポイントの解説をさせて頂こう。

価格が判定時間経過後に下がる(ローエントリー)の場合と、逆に価格が判定時間経過後に上がる(ハイエントリー)の場合に分けて解説させて頂く。

この記事ではより再現性を上げるために3分の判定時間でエントリーを行うが、判定時間1分でも問題ない設定にはしているので、判定時間に関してはお好みで選んで頂きたい。

逆に、30秒といった短期エントリーや5分以上の長期エントリーには不向きな手法なので要注意だ。

それでは早速今回のトレード手法で実践するエントリーポイントを紹介させて頂こう。

・ハイエントリーのエントリーポイント

今回のトレード手法でハイエントリーをする際の条件だが、大前提としてRSIが30以下でボリンジャーバンドの-2σのラインにタッチしていることと、ADXの数値が25以下になっている時がハイエントリーのエントリーポイントとなる条件だ。

上記の画像の場合では、赤いラインを引いているところがエントリーポイントとなり、全ての条件を満たしていることを確認してハイエントリーを入れている。

RSIの数値が30以下になっている時は相場心理的に売られすぎているという状態であることを示していて、相場の性質上だと売られ過ぎの心理が働いたら価格を戻そうと反発することが多い。

この反発を狙ったエントリー手法が逆張りトレード手法であり、ボリンジャーバンドを組み合わせることによってよりエントリーポイントを明確化し、エントリーポイントとなる根拠を裏付けてより勝率の高いトレード手法を確立している。

今回のトレード手法では、ローソク足にボリンジャーバンドを表示せずにRSIのインジケーター上にボリンジャーバンドを表示しているので、トレンドの強弱を見ただけではわかりにくくなっている。

そこで、ADXの指標を確認することで従来のボリンジャーバンドの役割を補えるように設定をしているのだ。

ADXの数値が25以下の場合は為替相場で強いトレンドが発生していないレンジ相場であることが多いので、今回は確実に値動きの反発を狙うためにエントリー条件にADXの数値が25以下ということを組み込んでいる。

そのため冒頭でも紹介させて頂いたバンドウォークのように、トレンドに乗ってしまい反発タイミングのダマシに遭ってしまうリスクを軽減することが期待できる。

これらのハイエントリーを入れるエントリーポイントを完全に満たさない状態でエントリーしてしまうと、そのまま価格が反発せずに損失を生みだしてしまうことがあるので、今回紹介させて頂いたエントリーポイントを完全に満たした状態でエントリーできるかが非常に重要だ。

・ローエントリーのエントリーポイント

今回のトレード手法でローエントリーをする際の条件は、基本的にハイエントリーを時のRSIが30以下でボリンジャーバンドの-2σのラインにタッチを確認、さらにADXの数値が25以下であるという条件の真逆だと考えて頂ければ問題ない。

ハイエントリー時のエントリーポイントの真逆ということは、RSIの数値が70以上でボリンジャーバンドの+2σのラインにタッチを確認した時がエントリーポイントだ。

この時注意して頂きたいところがADXの数値であり、ADXの数値は売りの場合でも買いの場合でも関係なく単純にトレンドの強弱を表している数値である。

なので、ローエントリー時でもトレンドが発生していないレンジ相場を狙っていきたいので、ハイエントリー時と同様にADXの数値が25以下の時がエントリーポイントだ。

ローエントリー時のエントリーポイントは、上記の画像のようにRSIの数値が70以上でボリンジャーバンドのラインにタッチ、なおかつADXの数値が25以下であることを確認できた時がエントリーポイントとなる。

RSIの数値とボリンジャーバンドのラインが正反対になるだけで、それ以外は基本的にハイエントリー時と同様のエントリー手法で問題ない。

エントリー時に注意して頂きたいこと

今回の記事で紹介させて頂いたトレード手法は、バイナリーオプションで鉄板のインジケーター同士を上手く組み合わせて、エントリーポイントの根拠を強めている誰でも簡単に実践しやすい方法だ。

しかし、大きく分けて2点エントリー時に注意して頂きたいこともあるので、そちらもあわせてこの記事の最後に紹介させて頂こう。

エントリーポイント自体が多くない

今回のトレード手法で最も注意して頂きたいところが、エントリーポイントが現れる頻度の少なさだ。

RSIとボリンジャーバンドだけを使った従来の手法であれば、1時間チャートを見ていれば2回~5回は平均してエントリーポイントが訪れるが、今回のトレード手法では1時間に1回2回エントリーポイントが訪れるくらいの頻度である。

なので、エントリー回数を増やしていってバイナリーオプションで一気に資産を増やしたいという方にはあまりおすすめできない。

単にエントリー回数を増やしたいだけであれば、RSIの条件を30以下70以上から40以下60以上に変えることでエントリー回数を増やすことはできるが、エントリーポイント1回ごとの精度は少なからず下がってしまうだろう。

また、完全なエントリーポイントが出現するまで我慢することも必要で、数値が落ちそうだから条件を満たしていない時にエントリーしてしまったり、片方の条件だけ満たしている時にエントリーしてしまうなど単純な判断ミスをしないということも重要だ。

チャート画面が見にくい

今回のトレード手法ではRSIとボリンジャーバンド、ADXといった全てライン状のインジケーターだけを使っているので、画面上の情報が渋滞してしまってチャート画面が見づらいので要注意だ。

また、ボリンジャーバンドをローソク足に表示していないので、ローソク足から情報を得ることが難しいのも特徴的である。

ローソク足にその他のインジケーターを組み合わせてもいいが、バイナリーオプションでエントリーする時はエントリーポイントをわかりやすくするためにも、極力最小限のインジケーターで構成して分析することが一般的だ。

その面については、実際に運用をしてみて足りない面を補足して頂いたり、逆に不要なところは省略したりとお好みでカスタマイズして頂きたい。

まとめ

今回の記事では、RSIに対してボリンジャーバンドを使った逆張りトレード手法について紹介させて頂いた。

バイナリーオプションのトレーダーで使われることの多いRSIとボリンジャーバンドを使ったトレード手法に対して、ボリンジャーバンドをRSIに表示したりADXを加えるなどかなりクオリティの高いエントリー手法となっている。

このトレード手法は再現性もかなり高く設定さえすれば誰にでも簡単に実践できるので、バイナリーオプションのトレード手法で伸び悩んでいる方は是非実際に運用してみて頂きたい。

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