ピンバーとはローソク足が形成する1つの形であり、相場転換を示唆する要因の1つとされている。
今回はこのピンバーでの逆張り手法をバイナリーオプション取引で試していく。
ピンバーの形
こういった形が「ピンバー」と呼ばれる形だ。上髭下髭が長いものが特徴的だ。視覚的にもわかりやすい形なので
ピンバー出現時はすぐにわかる。
ピンバーの理想的な形
ただ、髭が長いだけでは「ピンバー」が現れたからといって逆張りに取引しても勝率は悪い。
ここではもっとも理想的なピンバーの形を理解しておかなければならない。
理想的な形とはローソク足実体の長さのおよそ3倍の髭がついていることが理想的な形だ。
まさに上の画像のようなピンバーが理想的。
しかし注意しておきたいのがローソク足実体よりも髭が3倍ほどあるからといって
何でもかんでも逆張りしていけば良いというわけではない。
理想的なピンバー
取引を避けたいピンバー
他にも
- 実体よりも髭の方が3倍ほどあるが実体自体が大きめのもの
- 逆の髭も長めに伸びている
- 何本も連続して髭が出現している(深夜や朝方など出来高が少ない時間帯)
エントリーしたいピンバーの形はおおよそ理解できたかと思います。
実際には画像のピンバーの形は「スパイク」と呼ぶものですがほとんどの人がピンバーと呼んでいるものなので
今回はピンバーで統一します。
使用するインジケーター
使用するインジケーターは
- ボリンジャーバンド(2σ、3σ)
- BolliToucher
だけです。
BolliToucherというインジケーターは指定したσにタッチした時にアラートを鳴らすことができるインジケーターになっていますので、
実際にはボリンジャーバンドだけでも良いです。
取引ルール
ピンバーの理想的な形と合わせて手法を決めていきます。
まずσ3を髭が超えていること
この時前回の安値高値を必ず更新していること。
次にピンバーの足の終値がボリンジャーバンドのσ2とσ3の間であること
この確認をしてから次の足で逆張りエントリー
チャートは5分足を表示。判定時間も5分判定となる。
取引内容
上記の取引ルールにもとずき、取引を行ってみたその時の注意したい場面や取引を避けた場面の相場の形
逆張りエントリーをした場面などの画像を出しておく
エントリーしない例1
ピンバーがσ3を超えて出現している場面、その前の安値よりも長く髭も伸びていることが確認できている
しかし終値がσ2とσ3の間にないのでエントリーは見送りになる。
実際ここのピンバーで逆張りエントリーをしていると負けていたことになる。
エントリーしない例2
ローソク足の実体が大きいということでエントリーしない。
エントリーした例
1本前の安値も更新していてなおかつ、終値がσ2とσ3の間で終わっている。
しかしピンバーの理想形とは言えない形であった。
しかしこのピンバーは「陽線」で終わっている。ここで売り勢の勢いがなくなったと判断して逆張りエントリーで勝利できた。
逆にこのピンばーが「陰線」のピンバーであればピンバーとしての形はそれほど理想的ではないので
エントリーは見送りにしていただろう。
この例でわかる通り、ピンバーでも「陽線」「陰線」どちらなのかも視野に入れながら取引していくと勝率も違ってくるわけだ。
ぜひ試してみてほしい。
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