オシレーター系のインジケーターは大変便利なものが多いですが、見方がよくわかっていなければ意味のないインジケーターに変わり果ててしまいます。おすすめのオシレーターを紹介するとともに、使い方やメリットデメリットをきちんと把握してどれを使うかを選びましょう。
オシレーターとは
オシレーターとは基本的にはチャート上のサブウィンドウの表示するインジケーターで、相場の買いや売りの強弱を表してくれる指標になります。
有名なオシレーターのインジケーターでは「ストキャスティクス」「RSI」が代表的ですが、他にもたくさんのオシレーター系インジケーターが存在しています。
オシレーター系の指標は主に、0〜100、−100〜+100、などの範囲で示されていることが多くこの範囲内でラインが上下し相場が「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」などを示しています。
オシレーター系のインジケーター全般に言える欠点ですが「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」だからといって、相場が転換するとは限りません。逆に買われ過ぎだからこそ強いトレンド状態の時も多々あるからです。
そこの見極めがオシレーター系での欠点で難しいところと言えます。
目次
オシレータおすすめ、その1FerruFx_Trend+
おすすめの1つ目としてFerruFx_Trend+というインジケーターがあります。
FerruFx_Trend+はサブウインドウに移動平均線、CCI、MACD、ADX、ブル(ベア)の状況が一目で分かるインディケータになっており、複数のインジケーターでのトレンド示唆を同時に確認できるインジケーターになっています。
移動平均線などは基本はメインウィンドウに表示されるものでオシレーターとは違いますが、サブ画面に複数のインジケーターでのトレンドを同時に確認できるので移動平均線が含まれていることは嬉しいことです。
画像を見てわかる通り、1分5分15分30分1時間4時間の別々の時間軸でのトレンド示唆も表してくれており、
全ての時間軸、全てのインジケーターで「UP」または「DOWN」が表示されていると、とても強いトレンドだということがわかります。
オシレーターおすすめ、その2Color RSI
Color RSIは基本的にはRSIと全く一緒だ。しかし違うのは過熱感の時、色をつけて見やすくしていることにある。
RSIなどのオシレーターでのデメリットとして買われ過ぎ売られ過ぎ状態の時にさらに加熱状態になり、オシレーター系のインジケーターがうまく機能しなくなることだ。
しかしこのインジケーターは、RSIで過熱状態の水準を「色」で示すことで、テクニカル上のダマシを減らす役割をしてくれる。
オシレーターおすすめ、その3FX5_MACD_Correct
FX5_MACD_Correctはダイバージェンスが発生した時に自動でラインを引いてくれるインジケーターになります。
ダイバージェンスとは「逆行現象」のことですが、オシレーター系では下がっているのに、相場は上がり続けている。これが逆行現象でありオシレーター系の騙しとなるのですが、この
「ダイバージェンス」発生をこのんでエントリータイミングとして活用しているトレーダーは多いです。
RSIで説明しますが、ローソク足では高値をこうしているのに対して、RSI状では高値を更新できずに切り下がっているのがわかりますね。これがダイバージェンス「逆行現象」と言われているものです。
このダイバージェンス発生後に相場は反転しているので「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」などのエントリーポイントよりも反転率が高いタイミングとして多くのトレーダーに好まれています。
FX5_MACD_CorrectはMACDのヒストグラムと値動きに「逆行現象」が生じると自動でラインを引いてくれるインジケーターですのでRSIとはまた違いますが、
ダイバージェンスを好む人にとってはおすすめのオシレーターインジケーターです。
オシレーターおすすめ、その4Psychological
Psychologicalはサイコロジカルラインを表してくれるインジケーターです
サイコロジカルラインは、投資家心理を数値化しているのがこのテクニカルです。
MT4の標準では装備されていないテクニカルですが、このインジケータは、上昇の日が続けばそろそろ下がるだろう、反対に下降が続けばそろそろ反転をするだろうという「心理」を表しています。
サイコロジカルラインとは
サイコロジカルラインとは、計算期間(一般的に過去12営業日で計算)の中で上昇した日数が何%になっているかを計算したテクニカル指標です。
投資家の心理を数値化して、売買のタイミングをとるのに役立てようという考えから生まれたものです。計算方法は非常に単純で、株価が上がった日を「勝ち」、下がった日を「負け」として勝率を算出します。
例えば、12営業日のうち「8日勝ち」「4日負け」の場合には
8÷12=66.7%となります。
一般的には、勝率が25%以下になると割安、75%以上になると割高といわれています。「サイコロジカル」とは「心理的な」という意味です。
例えば、コインの表裏を予想するゲームで10回連続して表が出た場合、次のゲームでも確率は1/2となります。しかし、ゲームに参加している人の心理は、次のゲームで「もうそろそろ裏が出てもいい頃」という心理に傾く可能性が高くなると思われます。同様のことが株式市場でも言われています。「上昇した日」「下落した日」の日数を基準に計算することで「もうそろそろ上昇(下落)するんじゃないか」を分析するのが、サイコロジカルラインです。
株価の変動には、企業業績や、政治、経済、海外動向などさまざまな要因がありますが、短期でみれば必ず上昇と下落を繰り返しています。
サイコロジカルラインは、目先的な反発を狙うのに役立つテクニカル指標です。
オシレーターおすすめ、その5RCI_three.ex4
RCI_three.ex4はMT4に標準装備されていないインジケーターです。
このインディケーターは3本のラインを表示でき、長期のトレンド(黄色)を確認して、短期線、または中期線でエントリータイミングをみる事ができます。また3本が同じ方向へ動きている時がトレンドがはっきりと表れている時です。
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