株とFXの違い

投資を始める時に、株かFXか悩む人が多いと思います。まずこの二つは全く別物なので、両者の違いをみてご自分で選ばれるのがいいと思います。

中には、両方やっている方もおられます。しかし、これから始めようとする方は、慣れるまでどちらか一つに専念した方がいいと思います。なぜなら、株もFXも基礎知識の勉強がけっこう必要になってくるからです。

何事も利益を得ようとするには努力が必要になってきます。基礎知識を学んだり、情報収集したりと、やらなければならないことがいろいろあります。慣れて経験を積めば、取引自体は全く難しいことではありませんので、最初は頑張ってみましょう。

ここでは、株とFXの違いについてご紹介します。

 株とFXの違い


①投資対象

 まず、投資の対象が違います。株は上場している企業の株式が対象となるので、投資対象は3,500社以上あります。

一方FXでは各国の通貨に投資を行います。FXとは、「Foreign exchange trading」の略で、日本語では外国為替証拠金取引といいます。

米ドルやユーロなどの各国通貨が投資対象です。メジャーとマイナーにわかれ、全て合わせると50通貨ほどあります。

但し、取引量が非常に少ないマイナー通貨であれば、売りたいときに売れないという致命的な問題が起こるので、注意が必要です。よって、米ドル、日本円、ユーロ、ポンドなどのメジャー通貨の取引が安全です。

 FXは株のように何千もある投資対象からピックアップしていく労力がない分、楽に取引できるのがメリットです。

②取引時間

 

 株の取引時間は証券取引所の時間に合わせます。平日の午前9時から午前11時半までが前場といい、午前の取引が行われます。

それから一時間の昼休憩をはさんで、午後12時半から午後3時までが後場といい、午後の取引になります。

但し、ネット証券を使えば、夜の時間に株の売買注文を出すことができます。しかし、その場合は証券取引所の開場時間帯に注文が出されるので、予約のような形になります。

 一方、FXの取引は24時間やっています。但し、土日、大晦日、元旦は休みになります。それ以外の時間であれば祝日でもオープンしているので、取引時間は株よりも長いです。

③配当・金利の受取

株は、権利確定日に株式を保有していると、配当金をもらえることがあります。配当金がもらえるかどうかは、企業の方針によります。

配当がある企業は、年に1回か2回の配当を実施します。配当金の場合もあれば、商品の場合もあり、配当の種類は様々です。

権利確定日が過ぎると株を売ってしまおうとする配当目当ての投資家も多いです。それによって、株価が大きく下がることもありますが、配当は株投資にとってとても魅力的なものです。

FXではそうした配当はありませんが、スワップ金利(スワップポイント)と呼ばれる金利差を受け取ることができます。

これは政策金利の差額による配当です。例えば、高金利通貨のNZドルを買って、低金利通貨の円を売っている場合は、金利差を365日で割った分を毎日スワップ金利として受け取ることができます。

よって、配当・金利の点では、株とFXのどちらも魅力があります。

④値動き

 株の値動きは銘柄によって違います。

FXの値動きも通貨によって違います。どちらも一日の値動きは、そんなに大きくはありませんが、1年くらいの長期でみると、株は、2倍、3倍になることは珍しくありません。

場合によっては10倍にも100倍にもなることがあります。FXはそこまで上がることはありません。1年で30%も変動すれば、かなり大きい方になります。

このように、値動きは株の方が大きいですが、FXの方がハイリスクな取引になります。なぜなら、FXは最大25倍までのレバレッジがかけられるため、利益も損失もとても大きくなります。株は一般的には現物取引でレバレッジはかけません。(信用取引は除く)よって、損失を考えるとFXの方がハイリスクな取引になります。

⑤レバレッジ

株取引には、現物取引と信用取引の2種類があります。株取引は、一般的に現物取引になります。これは10万の資金があれば、最大10万円分の株を買うことができます。10%値上がりすれば10,000円の利益、10%値下がりすれば10,000円の損失となります。

株取引の信用取引は、自己資金の約3倍まで投資することができる取引です。自己資金以外の部分は証券会社からの借金となります。つまり、5万円の資金があれば、最大15万円分の株を買うことができます。このように、自己資金を超えた取引を「レバレッジをかける」といいます。

FXは、自己資金の最大25倍までレバレッジをかけることができます。しかしあまり大きくレバレッジをかけてしまうのは損失も大きくなるので資金がなくなってしまう危険があります。はじめはできるだけ小さいレバレッジで始めるのがいいでしょう。

 まとめ


株とFXのどちらがいいかということはできません。それぞれにメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を知り、自分がどちらに興味があるかになると思います。

ただ、株とFXのどちらが難しいかというと、FXの方が資金を失うリスクは高いでしょう。FXでは資金管理をうまくコントロールしなければ、あっという間に資金を溶かしてしまいます。

もちろん、株取引もしっかり情報収集していないと痛い目に合うことはあります。どちらにせよ、未来の値動きについて予測することは経済アナリストのようなプロでも難しいことです。きちんとリスクを把握し、じっくりと向き合える投資対象を選びましょう。

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