バイナリーオプションとは、現在の通貨ペアの価格がこれから未来の判定時刻において「上がる」か「下がる」かのどちらかを予測する、二者択一の予想です。
これが当たれば、利益を得られる投資です。まず「上がる」か「下がる」かどちらかのチケットを購入し、当たればペイアウト率に応じて配当を得られ、負ければ投資金が全額没収されるという、とてもシンプルな取引です。
ペイアウト率は会社によって異なりますが、約150~200%近く見込めるので、とても利回りがいいのが魅力的です。あらかじめペイアウト率が決まっているので、予想利益や予想損失がわかることから、資金管理もしやすいでしょう。
基本的にはFXのように外貨取引ではありますが、その他に金、トウモロコシなど先物取引ができる会社もあります。取り扱う会社によって、手数料が必要だったり無料だったりしています。
FXよりは簡単で金融知識の乏しい初心者にも参加しやすいです。スマートファンでも取引ができるため、会社員、OL、主婦の方々にとても人気の商品として注目を浴びています。
とは言え、まだFXに比べると馴染みが薄いですが、短期間で利益が得られる魅力的な金融商品として、今後も広まっていくでしょう。ここでは、そんなバイナリーオプションについて、その仕組みをご紹介します。
1.少額資金で取引可能
バイナリーオプションは少額資金で取引できるのが人気の一つです。FXの場合、最低でも数十万円から数百万円の資金がなければ、十分な利益を得られません。
しかし、バイナリーオプションなら、1回あたりの投資額が500円程度から取引できるのです。これは、FXと違って証拠金が必要ないからです。もちろん、投資額が少なければ利益が出たときの額も少なくなります。しかし少額投資で取引ができるため、市場参加の敷居が低くなりますので、誰にでも手が出しやすい取引となっています。
2.投資金以上の損失は発生しない
FXの場合、相場の急変が起こった時は、投資金額以上の損失が出る可能性があります。いくらストップを置いていても、約定できなかったことを理由に、FX会社から損失として請求を受け、大きな借金を背負う危険性もあります。
しかし、バイナリーオプションは、投資金以上の損失は発生することはありません。バイナリーオプションでは予想が外れた場合、トレーダーの投資額がすべて没収されることにはなります。
しかし、それ以上の損失はないので、投資する前から、利益、損失のわかっているため、リスク管理がしやすくなっているので安心できます。
3.短時間の取引も可能
バイナリーオプションは取引時間がとても短く設定することが可能です。30秒、1分、3分、5分、15分、1時間、1日など、自由に選ぶ事ができるのです。
つまり、自分の得意な相場だけを選んで予想を立てられるのです。つまり、PCとにらめっこしている必要がありません
。FXだとチャートを常にチェックする必要がありますが、バイナリーオプションが登場してきた理由には、FX取引のこうした拘束時間の長さへの嫌気からだともいわれています。
サラリーマンやOLには、チャートをずっと見続ける時間はなかなか取れず、FX取引がやりにくい状況を考えると、バイナリーオプションはそういう忙しい人たちにとても向いている取引です。
4.複数の取引種類から選べる
バイナリーオプションにはいくつかの取引種類があります。
①ハイアンドロー型
判定時間のレートが現在のレートより「上がる」か「下がる」かを予想する取引です。
「上がる」か「下がる」かを選ぶだけの最もシンプルなもので、終了時間の価格が開始時間の価格を上回るか、下回るかを予想してチケットを購入し、当たれば、ペイアウト率によって払い戻しがあり、予想が当たらなければ没収されるものです。これが一般的なバイナリーオプション取引の形式です。
②ラダー型
判定時間の時点で、現在のレートよりも「どのくらい上がるか」、又は「どのくらい下がるか」を予想しなければなりません。判定ラインがA、B、Cといくつかあり、Aより上、Bより下など自分で選び、その判定ラインより上か下かを予想します。もし、判定ラインが現在の価格よりも大きく離れていれば、ペイアウト率が高くなります。
③ワンタッチ型
ワンタッチは「上がる」か「下がる」かを予想するものではなく、開始時間から終了時間までの間に、ある価格に一度でも「タッチ(到達)する」か 「タッチ(到達)しない」かの2択を選びます。
注意すべき点は、判定時間の時にタッチしているか、していないかなではないとういことです。判定時間までに一度でもタッチするかしないかということなので、「タッチする」と判断した場合は判定時間までに一度でもタッチすれば、利益を得られます。
④レンジ型
この方式は、決められた判定ラインの範囲内に「納まる」か「納まらない」かを予想する取引です。現状のレートと一緒に判定ラインが常時動いている状態なので、購入するタイミングが少し難しいため上級者向けの取引です。
5.取引手数料が無料
バイナリーオプションの取引手数料は無料としている会社が多いため、一日に何度でも取引ができます。FX取引の場合は、スプレッドがあり、また会社によっては売買手数料をとるところあります。
しかし、バイナリーオプションは、こうした手数料が無いという会社がほとんどです。なぜ会社が手数料無料にできるかというと、負けた人の金額が利益になっているからです
。つまり、裏を返せば負ける人が結構多いというと考えることもできるので、取引をする際は、しっかりと分析して攻略法を見つけましょう。
まとめ
このように、バイナリーオプションはFX取引とは少し違った金融商品となっていますが、FX取引よりはルールが簡単だと思われる方も多いかもしれません。しかし、ギャンブルの感覚で取引するのは危険です。
しっかりと相場をテクニカル的に分析して勝率を高めるための研究は大切です。そうして、うまくいけばFXより利益を得られる可能性を持っているでしょう。
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